あい 永遠に在り [本]
あい
永遠に在り
高田郁
Kaoru Takada
ハルキ文庫
上総の貧しい農村に生まれたあいは
糸紡ぎの上手な愛らしい少女だった
18歳になったあいは
運命の糸に導かれるようにして
ひとりの男と結ばれる
男の名は、関寛斎
苦労の末に医師となった寛斎は
戊辰戦争で多くの命を救い
栄達を約束される
しかし彼は立身出世には目もくれず
患者のために医師の堤となって生きたいと願う
あいはそんな夫を誰よりもよく理解し
寄り添い支えぬく
やがて二人は
・・・
幕末から明治へと激動の時代を生きた
実在した夫婦の生涯を通して
愛すること生きることの意味を問う
感動の物語。
表紙の絵は山桃の木と実で
物語の初めから終わりまで
山桃の木が象徴的に描かれている
庭の山桃の木(雄木)の巣箱では
シジュウカラが2度目の営巣中
2019-07-11 08:00
nice!(43)